今宵より、悪巧み。

どうも、須貝です。

ついに今日より始まります。同級生たちと作る同級生演劇部、旗揚げ公演『悪巧みの夜』です。やっとこさ漕ぎ着けた。

いつも不安な気持ちを抱えて初日を迎えますが、今回はひとしお、大丈夫だろうかとビクビクしております。脚本を書いた身としても演ずる身としても、恐ろしい。そんなことを言っている場合でもないけど。

常に、今できる精一杯。きちんとお伝えできるよう、丹念に気ままに紡ぎたいと思います。6日まで。お待ちしております!


同級生演劇部旗揚げ公演
『悪巧みの夜』

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お前を殺す。
七十分でお前を殺す。そのための悪巧み。そのための、夜。

北関東のある場所にひっそり佇む一軒の児童養護施設、「いちじくの家」。
東孝介、名和多恵、柊薫は同い年で、三人ともいちじくの家の出身者だった。
二〇一五年十一月、多恵と懇意にしていた女性が突然失踪する。
彼女もいちじくの家の出身者であり、職員として働いていた。
彼女を探し、彼女の残した痕跡を辿っていくうちに、三人は現園長がある犯罪に手を染めている可能性に行き当たる…。

今夜は誰も眠らない。お前が死ぬまで眠らない。
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■脚本・演出  須貝 英 (monophonic orchestra)

■日程  2016年11月1日(火)~6日(日)

■会場
梅ヶ丘BOX
〒154-0022 東京都世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘B1F
・小田急線梅ヶ丘駅より徒歩1分

■出演
浅野千鶴(味わい堂々)
佐藤みゆき
須貝英


■タイムテーブル
11月1日(火) 19:30★
11月2日(水) 19:30
11月3日(木・祝) 14:30/19:30
11月4日(金) 19:30
11月5日(土) 14:30/19:30
11月6日(日) 14:30

※★は初日割引実施ステージです。
※受付開始及び当日券の販売開始は開演の45分前、開場は開演の30分前です。
※開演5分前までにご来場いただけない場合、予めご予約されていても、当日券をお買い上げのお客様のご入場を優先させていただく場合がございます。
※電話、メールに関わらず、公演当日のご予約は全て当日料金でのお取り扱いとなります。
※座席数に限りがございます。お早めのご来場をお願いいたします。

■チケット(全席自由)
●前売 3,200円
●当日 3,500円

●初日割引 3,000円
※11月1日(火) 19時30分開演の回のみ

●ペア割引 6,000円
※2名様でのご来場に限ります。
※予約限定です。当日券の販売はございません。


■チケット予約フォーム(こちらをクリックしてください)

※ご観劇前日24時までのご使用となります。
※それ以降のご予約は当日料金となります。電話、もしくはメールでお申し付けください。

■メールでのご予約
1)お名前 2)ご観劇日時 3)枚数 4)前売/初日/ペア 5)電話番号・メールアドレス
以上をご明記の上、件名を「予約」として下記のメールアドレスまでご送信ください。

※ペア割引でご予約の場合、3)の枚数には組数をご明記ください。
例)1組2名様でご来場の場合→枚数1枚
※4)の券種はいずれか一つをお選びください。
※ご予約メールには必ず返信させていただきます。3日経ってもこちらからの返信がない場合、お手数ですが再度同内容をご送信ください。
それでも連絡がない場合は迷惑メールフォルダをご確認いただいた上で、下記電話番号までご連絡ください。

■お問い合わせ
TEL 090-9950-6200(公演期間中のみ)
HP http://dokyuseiengekibu.strikingly.com/
Mail dokyusei.engekibu@gmail.com
Facebook https://m.facebook.com/dokyuseiengekibu/
Twitter @dokyusei_gekibu


お待ちしております!

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何もできないという幻想を砕く。

どうも、須貝です。


monophonic orchestra 9 『この町に手紙は来ない』、遅ればせながら無事終演いたしました。公演写真など近日中にHPにアップしたいと思っています。

振り返っても、攻めた作品だったなぁと思います。役者がよくついてきてくれたなと、それだけに頭が下がる思いです。個人的には相変わらず今までで一番面白いと思いながら書いていましたが、評価は分かれるだろうなと思っていました。案の定そうなりましたが、それで良かったと思っています。惜しむらくはもっとたくさんの人に観ていただき、より評価がパッキリと分かれれば面白かったのですが、会場の選択や制作的な貧弱さなどのために叶わず、その点課題が残ります。

分からない、というご感想たくさんいただき、それでも面白かったという方とだからダメだったという方に分かれ、出演してくれた浅野千鶴さんにも「お客さんを信用してるね」と言ってもらいました。ある点、そうだろうと思います。が、それは挑戦でもあるのです。

僕が確実にできること、皆さんに確実に分かってもらえること、そこそこ面白いことを、小劇場という規模でやることの虚しさというか、意味のなさの話になるのでは、と思っていて、特にモノフォニックオーケストラは自分が今一番書きたいことを書くというコンセプトのもとにやっているので、毎度恐ろしさの中で、手探りで、何の担保もなくやるということに、いつまで挑戦できるかと、迎合しないでやっていけるかと、それが様々な仕事をいただく上で有機的に作用していけばいいなと考えていて、今回も初日を迎えるのが恐ろしくてたまりませんでした。この初めての恐ろしさはできれば死ぬまで味わい続けていきたいです。そこそこの面白さを求めるのであれば、是非TSUTAYAで100円で映画を借りてもらいたく思っており、事実自分もそうですし、今はHULUなどもありますし、テレビでもよい番組がたくさんありますし、特に小劇場で作品を作ることを考える時、僕らは傑作か駄作かの博打を常に打つべきで、それがお客様への礼儀であると考えている節があります。少なくとも自分は毎度同じだけの、安定したクオリティで笑える、泣ける、というものは一切作るつもりがありませんし、それは他の方々がたくさんやってらっしゃるので、上手にやってらっしゃる方にお任せした方が有意義であると思います。ウェルメイドなものを否定しているのではなく、僕もそういう作品、好んで観に行きますし、毎回同じものを提供する難しさがありますし、あくまで自分は、という話で。

なんてことをぐるぐる考えていた公演後でした。つまり、頑張れる限り闘い続けたいです。お金も稼がなきゃいけないので、常に闘えるかは分からないんですけど。


長くなっていますが、最近思っていることをば。


ずっと読もうと思っていたのですが、今さら、資料の一部としてやっと読みました。『殺人犯はそこにいる~隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』です。尊敬するノンフィクションライター(という枠組みでいいのか分からないのですが)を三人挙げろと言われれば、自分はジャレド・ダイアモンド氏(『文明崩壊』など)とサイモン・シン氏(『フェルマーの最終定理』など)とこの本の筆者、清水潔氏を挙げます。日本にピュリッツアー賞があれば二回は受賞しているだろう方です。『遺言~桶川ストーカー殺人事件の真相』を著した方であり、ストーカー規制法の成立に向けての原動力の一翼を担った方、端緒を開いた方、さらには警察より先に犯人を見つけちゃったことで一躍有名になった方です。昨日深夜から今朝にかけて、十時間で一気に読みました。読まされました。

本の内容に関しては正直、ここで語るより読んでもらった方が圧倒的に面白いと思うのでお手に取っていただくとして(ほぼ確実に書店にありますし、図書館でも借りられると思います)、自分も物書きの一人として…などと思っていたのが、物書き見習いだな、と認識を改めさせられたというか、執念、熱量、取材量が圧倒的なのです。桶川の事件に関する著作でも相当辟易したのですが、日本の司法制度の闇とひたすら向き合い続けてらっしゃいます。信じられないような出来事が日本で起こっています。変わらねえんだなあという、深い絶望があります。

と、思っていて、最近ずうっと思っていることと繋がってきているのですが、日本はいつからか民主主義国家でも法治国家でもなくなってしまった、と思っていたのが、果たして日本はそもそも、民主主義国家で法治国家だったのか?という疑問に行き当たりました。

清水さんは警察、検察などの司法と、彼らの主張をただ垂れ流すマスコミに怒りを向けてらっしゃいますが、じゃあ僕たちは?と思うのです。警察は僕らを守るべきだ、冤罪や不祥事があれば何やってんだ全く、となるわけですが、果たしてどれくらいの人がそれらが再発しないように監視しているのでしょうか?平和を人任せにしてやいないでしょうか?
欧米の民主主義は勝ち取ってきた経緯があると思うんですけど、僕らは民主主義国家という権利を守ろうとしているのだろうか。放っておけば何でもやってくれることを、イコール民主主義と思っていないか?と。

何度もここで書いてると思うんですが、民主主義国家である以上、選ばれた首相への批判は、それを選んだ我々への批判になるはず。それをただただ槍玉に上げて、代替案もなく批判するのはずるい。2chへの書き込みと大差ありません。今の報道も、受けとる側も、ネット上の掲示板程度のやり取りしかしていないのではないか?という危惧があります。

批判あるでしょうけど、僕はTwitter上で繰り広げられる「選挙行こう!」とか、「選挙行ってきた!」アピールが嫌いです。僕は選挙行ってます。でも行くか行かないかは強制されるものではないと思っているし、そもそも選挙に行くことが目的なのではなくて、自分が選んだ候補者がちゃんと国政を運営しているかどうかまでチェックして初めて、意味があるのではないかと。下手したら自分の投票した候補が当選したかどうかも知らないなんてことがあったりはしないよな…と思ってますが、それはないにしても、今その人が何やってるのか、どこまで僕らが把握しているのだろうと。不祥事やらどんだけ金を無駄遣いしたかやら不適切な発言やらを報道で目にしてあーあ、やっぱ日本しょうもねえなと歪んだ満足を得るよりも先に、僕らが、そういうニュースではなく、もっと実のあるものを求めていると、アピールするべきなのではないかと。

要は、政治家にも、警察にも、マスコミにも、舐められているんじゃないですか?国民が。
どうせ変わんないだろうとか、どうせ黙ってるだろうとか、こんなん出しときゃ満足でしょ、とか。

冒頭の話に戻っていくんですが、だから、今自分が一番ヤバいと思っていることを書くんですね。もうすでに評価を得ていることなんか興味がないんです。でもそれは恐ろしい孤独です。

僕は、演劇は脚本が100だと思ってます。脚本が面白さの全てを決める。だけど、脚本だけでは成立しないから難しい。この孤独と闘うために、仲間が必要なのです。だから座組み作りを大事に考えている。

話が千々に飛んで申し訳ないのですが、これも前にこちらで書いたような気がしますけど、以前本屋さんでアルバイトをしていた時、万引き犯を追っかけたことがあって。結局鞄を放り投げて彼は逃げ切り、商品は戻って来たのですが、一応警察には来てもらった。二人が三人、四人となって、代わる代わる警官が来る度に状況を説明し直す、でも話は進まない、結局鞄も材質的に指紋が取れない、実害のない万引き程度にわらわらとたかって何の進展もなし、正直、ああ、ダメだなこれはと思いました。もちろん全員がそうとは言いませんが、僕は僕の得た実体験として、何かあれば自分でなんとかしなければならないなと痛感しました。この時に、警察はダメだなあで終わってはいけない。警察は使い物にならないので、じゃあもし何かあったらどう対処しよう、を考える所まで、僕らは自主的であるべきなのです。


何かがダメであること、上手く機能していないこと、腐敗していること、それらと、僕たちが何もしないことの間には、何の相関関係もない。「どうせ何もできない」という幻想を打ち砕きたいと思っています。

何もしなければゼロ、でも何かやれば、例え1だとしても、ゼロではない。単純な算数の問題であって欲しいんです。


僕は演劇人なので、エンターテイナーでありたいと思っている。政治に口を出したければ政治家になるべきだと思っているから、政治的な演劇に意味があるのかよく分かっていない部分がある。でも、エンターテイメントは社会の中にこそあるべきだと思っているから、当然のように社会のことも知っているべきだと思っています。これは義務で理想。体現できるように精進あるのみ。


「何もできない」は存在しない。あるのは「何もしない」だけです。



同級生演劇部旗揚げ公演『悪巧みの夜』、稽古中です。勘を取り戻さねば。お待ちしてます。




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この町に手紙は来ない

どうも、須貝です。

monophonic orchestraのお知らせです。なんともう初日まで一週間を切ってしまいました。
敬愛するガルシア=マルケスの『百年の孤独』、レイ・ブラッドベリの『火星年代記』、この二つを下敷きにした話をずっと考えてきました。

この二つの作品に共通する「寂しさ」。人が生きることを続ける上で抱えざるをえない寂しさのようなもの、孤独のようなもの、そういうものに取り組んでみたいなと。だから今回はとても、寂しいお話になってます。でも、きっと心地よい寂しさではないかなと。

六話構成の連作オムニバスで210年間を描いていきます。お楽しみに。
作品の世界観が分かる宣伝動画も配信中!本編の前日譚、第一話と第二話の間の物語、第二話と第三話の間の物語…といった形で進んでいきます。こちらもチェックしてみてください。

http://monophonicorchestra.com/yomoyama-monophonic


劇場は秋葉原にございます廃校利用の素敵なギャラリー、3331 Arts Chiyoda。場所もいい雰囲気醸してるんで、それもお楽しみに~!


monophonic orchestra 9
『この町に手紙は来ない』
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この町には何もなかった。
町ですらなく、少しばかりの拓けた土地と、建材に使えそうな木々の生えた林と、以前この土地を打ち捨てた居住者が土中に放置した種芋があるばかりだった。
それでも二人はこの町に居を構えることにした。逃げ出した二人には他に選択の余地がなかったし、二人でいられさえすればどこでもいいと本気で思っていた。
心から、そう思っていた。

その五年後、凶報の使者がこの町にやって来た。
その五十年後、この町には正反対の性格をした二人の兄弟がいた。
その五十年後、この町は新しく興った産業のために沸いていた。
その五十年後、この町を取り囲む周辺地帯で紛争が激化した。
その五十年後、この町にロケットの夏がやってきた。
その五年後、この町の郵便局には一人の飾り字職人がいて、一人の少女がこの町を訪れた。

ある時代のある国に興った一つの町が、始まってからなくなるまでの二百と十年間の物語。


この町に、もうこれ以上、手紙は来ない。
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■脚本・演出  須貝 英 (monophonic orchestra)

■日程  2016年9月2日(金)~7日(水)

■会場
3331Arts Chiyoda B104
〒101-0021 東京都千代田区 外神田6丁目11-14
・東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩3分
・JR秋葉原駅電気街口より徒歩15分
http://www.3331.jp/

■出演
大石 憲 (monophonic orchestra)
森崎健吾 (ぬいぐるみハンター)
野口オリジナル (ポップンマッシュルームチキン野郎/ECHOES)
岩崎緑

浅野千鶴 (味わい堂々)


■タイムテーブル
9月2日(金) 19:00★
9月3日(土) 13:00/18:00
9月4日(日) 13:00/18:00
9月5日(月) 19:00
9月6日(火) 14:00/19:00
9月7日(水) 17:00

※★は初日割引実施ステージです。
※受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前です。
ご入場は先行予約のお客様を優先させていただきます。
・先行予約のお客様→開場と同時にご入場いただけます。
・一般予約のお客様→開場10分後にご入場をご案内いたします。
※開演5分前までにご来場いただけない場合、予めご予約されていても、当日券をお買い上げのお客様のご入場を優先させていただく場合がございます。
※座席数に限りがございます。お早目のご来場をお願いいたします。

■スタッフ
美術協力 原田愛
照明協力 稲田桂
宣伝映像 ponnn
当日制作 佐藤美紘
演出助手 中村葵(コチョウカンケイ)

■チケット(全席自由)
●前売・当日 3,200円
●初日割引  前売・当日 3,000円


■チケット予約フォーム

http://monophonicorchestra.com/konomachi

※予約フォームはご観劇前日の24時まで使用できます。それ以降のご予約はメールにてお願いいたします。

■メールでのご予約
1)お名前 2)ご観劇日時 3)枚数 4)ご連絡先
以上をご明記の上、件名を「予約」として下記のメールアドレスまでご送信ください。


■お問い合わせ
HP http://monophonicorchestra.com/
Mail monophonic.orchestra@gmail.com
Twitter https://twitter.com/monophonic_orc

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『さんさん』、初日!

どうも、須貝です。

今日から僕が演出を務めさせて頂いております、『さんさん』が始まります!女性6人の室内劇。女性はもちろん、男性にも観て頂きたい。

演出だけを担当する、というのは、劇場公演では初めてのことで、考えさせられること、学ぶこと、気付かされることが多く、自分の中にないアイディアをいかに具現化するか、さらにそれをどうやって人に伝えるか、これは自分の演劇に関わる地力を押し上げる機会でした。多謝。

しかし、お客様の前に現れて初めて演劇、評価や満足度を引き続き追求していかねばです。でもめっちゃ遊び倒します。

女6人、ふざけて遊んで笑って生きて、歯を食いしばって耐えて踏み留まって生きてます。メインビジュアルの写真を担当しているカメラマンの山口明宏さんの写真も素敵。パンフレットは6人全員の写真で構成されています。パンフレットというより山口さんの写真集です。公演パンフレットのレベルじゃありません。買いです。

メインテーマは別野加奈さん、宣伝美術とティザーCMはモノフォニの撮影でもお馴染みの田代恵理さん。ビジュアル最強です。

ご照覧あれ。



IL COLORI.第2回公演
『さんさん』


■日程
2016年6月29日(水)~7月3日(日)

■会場
SPACE梟門
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-8-8 新宿O・Tビル
B1F:SPACE 雑遊 / 2F:SPACE 梟門 / 3F:事務所
地下鉄都営新宿線「新宿三丁目」駅 C5出口目の前

■出演
平田裕香
赤崎貴子
中島愛子(張ち切れパンダ)
森まどか(株式会社MORADO)
吉野めぐみ
平瀬美紀(IL COLORI.)

■脚本
平瀬美紀(IL COLORI.)

■演出
須貝 英(monophonic orchestra)

■チケット【全席自由席】
前売 3,800円/当日4,000円

■チケット予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/ilcolori

■タイムテーブル
6/29(水) 19時
6/30(木) 14時/19時
7/1(金) 19時
7/2(土) 14時/19時
7/3(日) 13時/17時

■HP
http://ilcolori.com/

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キャンセルするということ。

どうも、須貝です。


1週間まるごとワークショップ、始まっております。
初めてお会いする方ばかりで、ちょっと緊張しましたが、新しい出会いはいいですね。身が引き締まります。

が、ちょっと思うことがあって…こういう考え方の人間もいるよということを知ってもらえれば。


主に俳優さんに向けて。キャンセルするということに関して、皆さんどう思っていらっしゃるでしょうか。

昨日のワークショップ、僕が受け持った回では、前もってのキャンセルも含めて最終的に人数が半分になりました。前日のキャンセルだけで人数分が3分の2に減りました。

皆さん、事情はお察しします。急用が出来た、これは仕方がない。稽古がある、これも仕方がない。体調を崩した、そういうこともあるでしょう。全て仕方のないことだと思います。

ただ一つ、絶対に忘れないで欲しいのは、あなたたちは特別ではない、ということです。なので、来なかったあなたの評価が来てくれた方の評価を上回ることは絶対にありません。あなたはキャンセルした、直前に来られなくなった、それでもあなたの評価は変わらない、などと、甘いことを考えているようでしたら、もう一度考え直して下さい。

僕らも人間ですので、感情があります。どうしても細かなことに左右されます。さらに、演劇の場は繋がりが密で、どこで誰と繋がっているか分かりません。
もちろん今回キャンセルされた方のことを別の場で悪く言うなどということは決してありません。そこまで人間小さかありません。が、どこでどんな形で自分の名前が現れているか、ワークショップ一つキャンセルすることで結果何がもたらされるのか、その辺りのことを覚悟を持って決断して下さい。

急用が出来た、他の用事が出来た。度合いにもよりますが、ということはこっちは最優先ではなかったのだな、と思う人もいるでしょう。
用事があったのを忘れていた。この人はスケジュール管理が出来ない人なのだと思う人もいるでしょう。
体調を崩した。この人は体調管理が出来ないのだな、稽古や本番でも体調を崩してしまうかもしれない、この人を使うのはやめよう、と思う人もいるでしょう。

色んな考え方をする人がいることを忘れないで下さい。何が評価を下げるか分からないことを知っておいて下さい。

芸事は理不尽です。芸事において、他人の評価は絶対です。あなたの事情なぞ知ったこっちゃありません、と言われても反論出来ません。反論しないで下さい。

少なくとも僕のワークショップをキャンセルするのであれば、僕と今後一生仕事が出来ないかもしれないと思って下さい。その上でご連絡下さい。僕は今回のことを受けて、僕が有名でないから、なめられているからこういうことになったんだ、だからもっと頑張ろうと思いました。なめられないように頑張ります。


また、キャンセルするにしても事情は出来るだけ詳細に連絡した方がいいです。急用や用事や事情などと言われても、正直どうとでも解釈出来ますし、普通は悪い方に考えます。
メール一つ送るにしても、せめて「ご担当者様」くらいは文頭につけた方がいいでしょう。演劇人も社会人です。同じキャンセルでも、全く嫌な気持ちのしない方もいらっしゃいました。その方のメールは素敵でした。
連絡をしない、というのは最悪です。会社や学校を休む際も同じことをするのですか?


繰り返し言いますけど、キャンセルしなきゃいけない、それ自体は仕方ありません。その代わり、その結果は必ず、どんな形式の誰のワークショップでも、絶対に重く考えて下さい。それがプロです。


お芝居の予約のキャンセルも同じですね。僕も昔はその辺りの認識が甘くてたくさんキャンセルしましたけど、今は絶対にしません。行けないかもしれない要因が少しでもあったら予約しません、今は。

Twitterだろうがメールだろうが予約フォームだろうが、その先には人間がいます。舞台と同じです。僕らの上がる舞台の先には必ずお客様がいらっしゃいます。

いつでも最後には人間が待っていることを、決して忘れないで下さい。



以上、長々と失礼しました。



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